呼ばれて振り返れば…

会いたくて、会いたくて

何度も

一人で眠るベッドで

名前を呼んだヒト…


「陽…介…」


その胸の中に飛び込みたい…けど…


さっきの女の人の姿がよぎる…


「陽介、戻りなよ、
さっきの彼女…心配してるよ…」


作り笑顔で陽介に向かって言うと…


「あいつは、カンケーねぇよ!

それより、お前、何で、湊人といるんだっ?!」


え?



湊人って言った?


それに…


陽介に掴まれた腕が…痛い…

怒ってるような顔して
私のコト見てるし…


「陽介…
坂口くんのコト…
知ってるの…?」


「お前こそ、
湊人と、どうゆう知り合いなんだっ?!」


陽介こそ…

私の知らないコト…たくさん…ある…よね?