あ、 で、何話してたんだっけ…? 「先輩?」 何も言わない私の顔を 覗きこんだ 「あ、えっと、そう! な、なんで、私がバイトしてるって知ってるの?」 落ち着け、落ち着け、私! 私の顔を、じっと見る坂口くん… すると、 坂口くんの顔が、 だんだんと私の顔に近づいてくる… う、うそ… な、なに、されるの?私… ギュッと目を瞑り 持っていたカバンを握りしめる