広いベッドに倒され、

熱く、火照った身体を

陽介の細くて
大きな掌が泳ぐ。

バスローブは
とっくに剥ぎ取られてて、

この間買った
黒地にピンクと白の刺繍の新しい下着が
陽介の瞳に晒される。


「麻紀・・・スゲェ、そそる・・・
それに・・いい香りがする・・」


買う時、大人っぽ過ぎるかな・・・って思ったケド

気に入ってくれたよね?・・・

香りも、気がついてくれたんだね・・・


「っん・・・陽・・・介っ・・・・」


陽介は、

大切に、
私を愛してくれた。


過去に抱かれた元カレなんて打ち消すくらい


優しくて、甘くて・・・


これからも
陽介でないと
抱かれたくナイ・・・


他の誰かなんて


考えたくない・・・


だけど・・・


そんな私の願いは


悲しいけど・・・


通じなかった・・・