「陽介・・・・」
バスルームを出て
優華ちゃんのバスローブを借りた私は、
陽介に近づいた。
ソファーに座っていた陽介が立ちあがり、
私に笑顔を向け、
フワリ、と
私を抱き上げ、
奥の寝室へと向かっていく。
緊張と恥ずかしさで、
陽介の首に
ギュッと腕を回す。
「麻紀・・・
苦しいよ・・・」
「あ、ご、ゴメン・・・
つ、つい・・・」
寝室のドアを開けると、
大きなダブルベッドが
目に飛び込んできた。
「・・・っ・・・」
ダブルベッドって
こんなに大きいんだ・・・
私をベッドの脇に
そっと降ろして
そして、陽介も
隣に腰を降ろす。
「麻紀・・・
後悔しない?・・・」
私の瞳をじっと見つめる。
「・・・するワケないよ・・・
私・・・
もう・・・
陽介のモノだから・・・」
そう言うと、
陽介の唇が、
私の唇に重なる。
優しいキスで始まって・・・
角度を変えながら、
だんだんと深くなる・・・
「・・・んっ・・・んんっん・・」
陽介の舌が、
私の舌に絡みつき、
頭の先から、足の先へ
痺れる感覚が走る。
キスだけで、
私をこんなにも
酔わせないで・・・