「な、なんか、インパクト大な、人だね…」


「あ、あぁ、
まぁ、悪いヤツじゃなさそうな事は確か…かな」


ふふっ、と
笑い、麻紀は、
俺の手を取る


「ね、陽介っ、
これから、お茶しない?

私、急いで来たから
喉乾いちゃった

行こっ!」


俺の手を引き、
楽しそうに歩く麻紀…

なんだろ?

今日は、
いつもより、可愛い…

やべ…

このまま…

連れ去りたい…ん…だけど…


うーっ


「どしたの?陽介…?」


俺が、なかなか歩こうとしないのと、
俺の様子が変だと思った麻紀が
俺の顔を覗きこむ…


「陽介…?」


そして、

麻紀が俺の耳元に唇を近づけ

囁いた…