【陽介side】


翌日、

俺は、祖父さんの元へ行き、
思いの全てをぶちまけた

じっと、俺の話を聞いてくれて、
怒るワケでもなく、

何も言わず、
俺のワガママを聞き入れてくれた…


「陽介、
1つだけ、条件がある…」


「はい、なんでしょう?」


応接室で、テーブルを挟み
向かい合う状態で、
俺に難問でも突きつけるかと思えば…


「お前は、円山の血を引いてるのは、事実だ…

いつでも、顔を出しに来なさい

あぁ、その麻紀さんとかゆう彼女と一緒にな…」


そして、
早く、帰れと邪険にする割には、
最後には、
口元を緩ませていた