彼の心を壊したのはァタシ



彼はァタシを深く愛するが故に

自分を殺し

自由を捨て

我慢を強いられ

無理をしていたのだと思う



いつだって

ァタシの幸せだけ考え

ァタシだけの事を考え

ァタシを最優先にして

ァタシだけに優しくて

ァタシだけのために生きて

ァタシだけの味方でいてくれた



昔に親と色々あったァタシは

今より両親が苦手だった



度々…

実家に帰ってはイラついてた



この年齢で…

親と揉めたりすると



普通は…

『瑠璃が怒るのもわかるよ

わかるケド…

お父さんやお母さんもさぁ………………だったんだと思うよ』なんて


大人な態度をされるケド



よったんは100%ァタシの味方だった

親の肩を絶対に持たなかった

別にァタシの親に私的感情はなかったと思うし

感謝していたみたいだったし

仲良かったし

親を嫌いとかぢゃなくて

100%ァタシの味方でいてくれただけ

それが何より嬉しかった



いつでも100%

ァタシのためなら100%



その100%のプレッシャーが彼の心に新たな闇を生み

その闇が彼の心を蝕んでいったのは

だいぶ先のお話



色々あったケド

あの3年間はァタシの宝物