昨日の夜、ママがぼくに言った。 「ごめんね。」って。 謝るなら、ぼくの側から離れないでよ。 冷たくなったママの手を力いっぱい握りしめた。 ママの腕には、たくさんアザがあった。 ママはいつも隠してたけど、ぼく知ってたよ。 ママの足にもお腹にもアザがいっぱいある事。 ママ、守れなくてごめんね。 ――――――‥‥……