想像してたよりも遥かに高い。
見た感じ女の人の身長より上に10cmぐらいはある。


彼女はスキップをするかのように走り始めた。

一歩一歩踏んでいくと同時に,
彼女のさらさらな前髪が,
上に飛び跳ねる。


「あんなの跳べるのかよ?!」


スローペースから徐々にスピードが上がっていくと同時に,奏太の心臓も大きく高鳴っていった。





踏切…

彼女きれいな手と腕が
バーの上を通過…


頭…


肩…


背中…


腰…










“カラン”



「あぁっ!」


バーが彼女のふくらはぎを襲った。


跳んだかと思った。


「何じゃそりゃ。ちょっとだけ期待してしまったやんか!。」





その後も彼女は何度もチャレンジしたが

彼女の腰やふくらはぎを
バーは通過させてはくれなかった。