「俺、今受験生で、今度K大学を受けようと思ってるんです。」
「あわわああわ、そ、そうです。K大です。」
「やっぱり。あの、それで・・・、あの良かったらアドバイスしてほしいんですけど。」
「ああっあ、アドバイス?」
「受験で、相談というか、これ、アドレスです。よかったら、メールください。」
「え!?わわあわわあ、私?」
「お願いします。じゃ、失礼します。」
「ええ!?わぁ!え?」
まさか、まさかの
アドレスゲット。
「雪枝やるう~。」
真美子の冷やかしも聞こえない。
きっと顔は真っ赤。
お客さん少なくてよかった。
どうしよう、
不覚にもときめいたじゃないか。