リシアナの孤児院で暮らす16歳の少女、アラ・ヘレニアは自室の窓の外を眺めている



アラは1歳のときに戦闘で両親を亡くし、孤児院の院長のアンバーに引き取られて以来、ずっとここで暮らしている



「アラー!おつかい頼んでもいいかしらー?」


2階のアラの部屋の真下からアンバーが叫ぶ


「ええ、今行くわ」


そう言うとアラはアンバーからお金とメモを受け取り、買い物に出かける