私は二人を並べて、近くに置いてあったベンチに腰を下ろした。
多分うちの予想は香凜の方が先に起きるなぁ………。
そんなコトを考えながらベンチに座って数分後…………。
「ん〜………、美姫ココどこです……?」
最初に起きたのはやっぱりうちが予想した通りで………
涼夜より香凜の方が先に起きた。
「おはよ香凜。ココは屋上」
「屋上ですか?なんでですの?私たち体育館にいませんでしたッけ?」
「うちがあんたら二人をココまで引きずって来たの……(笑)」
「なんでですか?なにかあったのですか?」
「話しは涼夜を起こしてからね」