「そう」
私はそれだけしか言えなかった。
「あげは!」
亜悟くんが私の名前を呼んだけど、聞かないフリをして教室を出た。
もやもやとしたまま、バレンタインが来てしまった。
一応チョコは作ってきた。
カバンの奥に異様に重く、収まっている。
教室についてからも落ち着かない。
「あげはちゃんこれ友チョコ」
愛理香ちゃんが可愛くラッピングされた黄色いリボンの箱を手渡された。
「ありがと、じゃあこれは私から」
シンプルにラッピングしたチョコ。
私も友チョコを作ってきた。
三箱あるのは、
「妹ちゃんと弟くんにもあげて」
「ありがとう。あげはちゃんの手作り?」
「うん」
「あげはちゃん、お菓子作り得意だもんね。楽しみ」
愛理香ちゃんの妹と弟も今も仲良くしてくれている。
私はそれだけしか言えなかった。
「あげは!」
亜悟くんが私の名前を呼んだけど、聞かないフリをして教室を出た。
もやもやとしたまま、バレンタインが来てしまった。
一応チョコは作ってきた。
カバンの奥に異様に重く、収まっている。
教室についてからも落ち着かない。
「あげはちゃんこれ友チョコ」
愛理香ちゃんが可愛くラッピングされた黄色いリボンの箱を手渡された。
「ありがと、じゃあこれは私から」
シンプルにラッピングしたチョコ。
私も友チョコを作ってきた。
三箱あるのは、
「妹ちゃんと弟くんにもあげて」
「ありがとう。あげはちゃんの手作り?」
「うん」
「あげはちゃん、お菓子作り得意だもんね。楽しみ」
愛理香ちゃんの妹と弟も今も仲良くしてくれている。