亜悟くんが教室に戻ってきた。
私の机の前に立った。
机には、いつ置いたのかわからないチョコが無意味な自己主張をしてた。
もう終わりなんだね。
亜悟くんのために、いろいろ頑張ったのに
少しでも可愛くなりたくて、メイクも勉強したのに。
亜悟くんが髪が長いほうが良いっていうから、髪も伸ばした。
手をつないだときにガサガサしてないほうがいいと思って、手のケアも怠らなかったし、唇もプルプルしてた方が良いだろうと思って、リップは手放さなかった。
もう今日から何もしなくても良いかと思うと気持ちは少しは楽になった。
「あげは」
「亜悟くん、好き、だよ」
亜悟くんが何か言い出す前に私は急いで亜悟くんを呼んだ。
「でも、別れよう」
終わった。
全部、終わっちゃった。
少しだけでも幸せだったよ。
私の机の前に立った。
机には、いつ置いたのかわからないチョコが無意味な自己主張をしてた。
もう終わりなんだね。
亜悟くんのために、いろいろ頑張ったのに
少しでも可愛くなりたくて、メイクも勉強したのに。
亜悟くんが髪が長いほうが良いっていうから、髪も伸ばした。
手をつないだときにガサガサしてないほうがいいと思って、手のケアも怠らなかったし、唇もプルプルしてた方が良いだろうと思って、リップは手放さなかった。
もう今日から何もしなくても良いかと思うと気持ちは少しは楽になった。
「あげは」
「亜悟くん、好き、だよ」
亜悟くんが何か言い出す前に私は急いで亜悟くんを呼んだ。
「でも、別れよう」
終わった。
全部、終わっちゃった。
少しだけでも幸せだったよ。