「こんな大きさのプリン、初めてだよ。」
「…私もです。」
深夜現在。
小さなテーブルの真ん中に、
やけに大きなプリンのカップ。
それを2人でつつくと言う、
異常な光景。
しかもこの時間に、
倉田瑞季がいることが
そもそもおかしい。
「でも、旨いよね。」
「そう、ですね。」
倉田瑞季は本当に美味しそうに
パクパクと食べ進める。
私は緊張して、
何の味だかよくわからないというのに。
「お茶入れますね。」
スプーンを机の上に置き、
お湯を沸かす為に立ち上がる。
その間、やけに視線を感じた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…