そう言ったミカエルは、またカトリーヌに話しを戻した。



『あ、そう言えば、“カトリーヌちゃん”…だっけ?』


『カトリーヌちゃんの質問ってなんだい?』



するとカトリーヌが嬉しそうにミカエルに話した。



『はいあの〜、ミカちゃん先生が発明したって言う“元素151”って何ですか?』



するとカトリーヌの質問にミカエルが答えた。



『ん〜そうだなぁ…簡単に言えば“超光速回転可能元素”ってところかなぁ』


『“チョウコウソクカイテンカノウゲンソ”?』


『カトリーヌちゃんは、タイムマシンの理論上の“原理”って知ってるかい?』

『タイムマシンの“原理”ですか?』


『すみません、私には全然…』



落ち込んだ表情のカトリーヌに対し、ミカエルが言った。



『まぁ、そんなに落ち込ま無いで平気だよ』


『“分からない事”は決して“恥ずべき事”じゃ無いんだよ』


『分からないなら、聞けば良い』


『もっと興味が沸いたら、調べれば良いだけの事だよ』


『その為にも今日、僕はここに居るんだから』


『みんなもそうだよ分からない事が有ったら何でも聞いて』


『僕の分かる範囲だったら、何でも教えるからさ』

『それと、今カトリーヌちゃんにも言ったけど、みんなも、これだけは覚えておいて欲しい』


『“知らない事”は“恥じゃない”』


『あ、そうだ君達に良い言葉を教えて上げるよ』

『君達は“天才”ってどんな人の事を指すと思う?』

『ちなみに僕は“天才”とは“天”から授かった“才能”を持つ人の事だと思ってたんだ。』


『でもねぇ、昔のとある学者さんがこんな言葉を残してたんだ』


『“天才とは疑問を持つ者の事である”』


『分かるかい?この言葉の意味が。』