「あー…虫歯になるぞ、これ。今日は虫歯の日か」


冗談を言いながら、食べる木田先生。


確かに…虫歯になる気がする。


昼休みが終わると、木田先生はさっさと職員室へ戻った。


要と一緒に教室に戻るとき、吉田先生が自分の腕を引っ張った。


「夜、楽しみにしてるからね」


そう言って、自分にキスをしてきた。


一瞬だけだったけど、誰かに見られてないかと焦った。