「なぁ行こうぜ、なぁなぁ」


「何で?」


「だって俺、絶対1人じゃやってけねぇもん」


「はぁ!?
お前予備校行く気?」


「そりゃぁなぁ、
俺大学行く気だし。
んで、コンパしまくんの~」 


「あほらし。
行かねぇよ俺は」


「なんでだよ~。
その予備校S女の子多いらしいし」


「それが目的かよ」


「なぁじゃぁこの夏期講習だけでもいこうぜ!」


そう言って光はズボンのポケットから
折り畳んだ紙切れを出した。


「ん~考えとく」


適当に流して光を後にした。