その日は一日中機嫌が良かった






俺ってこんなに単純だっけ?






まだ桃菜と再会してニ日目だというのに
この展開は俺には嬉しすぎた






“俺、完全にあいつに依存しつつある…”






そんな事を考えていたらあっという間に一日が終わった






待ちに待った放課後






今から起こる事に胸を躍らせながら
俺は屋上へと足を運ぶ







ガチャ………






そこに立っていたのゎ
気持ち良さそうに背伸びする愛しい人の姿






“俺、告られんのかな?///”


なんて思いつつ




彼女に声をかける




「天野さん…?」





桃菜が振り向いた
緊張している表情をしている






「あっ、成田君!ごめんねいきなり呼び出して」








と言われた



その言葉に
俺はつい本音を口走った