「出掛けてくるねー」

といって家から出てきたのは
私、雅凜月(ミヤビリツキ)。
15歳の女の子。


「りーつーきー!!」

と声をかけてきたのが
友達の橘愛羅(タチバナアイラ)。


「もぅ25分だよッ
急がないと遅刻になるよッ」
「まじッ?やばッッ」



毎日普通の生活。
というかやっと普通の生活が
戻ってきた。