あたしはリビングを出て行き
洗面所に向かう。

そこには既に龍斗がいた。

…いつの間に食べ終わってたんだろう。

そう思っていると、
龍斗があたしの歯ブラシに歯磨き粉をつけて
あたしに渡してきた。


「ありがと。」

少し微笑むと龍斗も微笑んでる気がした。


歯磨きが終わり自分の部屋に向かう。

あたしは、自分の部屋のハンガーにかかっている
まだ袖を通したことがない新しい制服がある。


その制服を手に取って着替える。

着替え終わって鏡の前に立つと…

「似合わない…。」

全くと言っていいほど制服が馴染んでない。


少しがっかりしていると、
部屋のドアが開いた。