「さき!さっさとしろ!みんな待ってる。」

「ごめん。もう行くから!」


朝から龍斗の声が部屋に響く。


慌てて準備するあたし。



初日早々あたしは寝坊。

・・・ありえない。


我ながら呆れる。


「おい!まだかよ?!」

龍斗がいきなりドアを開ける。


・・・着替え終わっててよかった。

「ごめん。準備出来たから!」

「さっさと行くぞ。」


龍斗があたしの手を引っ張って玄関まで向かう。