く、苦しい・・・

何、こいつあたしに恨みでもあんの?


「お前等、ちさを放せって。」


声の主はもちろん光汰。

光汰は呆れた顔つきで、
あたしを抱きしめている
悠斗と亮汰を引き剥がした。


「ああ~苦しかった!」

わざと少し大きい声で言って
2人を睨む。


「ごめんごめん。」

「わり。」

まるで反省してない2人に
呆れつつも、「しょうがないなあ」
と言って許してしまうあたし。


兄弟にはどこまでも甘いんです。