その日の夜。



「うわっ!!知紗ちゃん!!
これ超おいしい♪」

「本当ですね♪
料理上手だったんですね?」

「そ...そんなことないですって♪」


子供のようにはしゃぐ隼兄と
本当においしそうに食べてくれる優兄。



あたしはあの時
夕食を作ろうと思い立った。



料理なら毎日やってし
ある程度自信があったから。




それと...なにより....




何か役に立ちたかった。
喜んでほしかった。