「知紗はもうすぐ卒業だし
卒業したら海外で仕事でしょ??」

「そうだけど...」


不安になるあたしを
お母さんは優しく包んだ。


「ぢゃぁそろそろ行くわね。
皆知紗をよろしくね♪
仲良くするのよ。」


「いってらっしゃい。」

「了解♪」

優さんも隼さんも
何も困った様子なく
普通にお母さんを見送った。


「蓮くんも!!お願いね。」


お母さんは二男に笑顔で言った。


「分かってるよ。」

「ありがとっ♪
ぢゃぁいってきまーす!!!」