「また見てんの?
乙女も飽きないねー。」


少し呆れ顔をしながら隆太が話しかけてきた。


「…うん。」


隆太とは部活が重なった日などに一緒に帰ったりする仲になった。

「乙女さぁ、今日暇?」


「…うっうん。」


「なら今日俺の家こいよ。」


「隆太の家ねぇ…
なんでぇ!?」


思わず大きい声を出してしまった。


「玉木ー(怒)」


先生が私を睨むのが見なくてもわかった。


「すいませんでした!!
授業聞いてなくてすいませんでした!!」


みんな口ポカーン。


「余計なことまでいってるし(笑)」


隆太の言葉でハッと私は口元を押さえた。


言うまでもないけど私は先生にかなり怒られた。