「おとちゃん、部活いこ~。」


隣のクラスの部活仲間の京ちゃんが私を呼びに来た。


「今行くーっ。」


鞄に荷物をつめて急いで京ちゃんの元へ向かった。


「今日グランド野球部とおなじなんだってー。」


京ちゃんの言葉に私は跳ね上がる。


「今の本当!?」


「うっうん。」


やったぁ♪


私は心の中でガッツポーズをした。


「おとちゃん、野球部に好きな人でもいるのー?」


「ううん。別に♪」


「本当?
おとちゃん恋してる顔してるよー?」


恋してる顔?
そんなの分かるの?