「あら、騒がしいと思ったら麻衣に陸じゃないの。
太一さんと喧嘩でもしたの?」


「ん…。グスッ」


「陸、お腹空いてないか?
あそこ行って、じぃちゃんとご飯食べるか?」


お父さんの問い掛けに、陸が言葉無く頷いた。


「麻衣、ちょっと。」


お母さんと一緒に、寝室に行った。


「太一さんと喧嘩なんて、初めてじゃない?どうしたの?」

「うん…実はね?」

喧嘩の内容を、お母さんに話した。