泰我が起きてた・・・



・・・満里さんが起こしたのかな・・・



泰我達が通り過ぎるまで、震える両手を押さえ付けておじきをしてた



・・・泰我・・・



寂しくて愛おしくて・・・



悲しい・・・



無理矢理仕事をする



息がすぐに上がる



「衣千花ちゃん、やっぱり顔色が悪いですよ?少し休憩してください」



「・・・はぃ・・・」



小さく返事をして私は自分の部屋に帰ろうとした



そしたら廊下を一人で歩く泰我の姿



・・・今なら言える・・・



「ご主人様ッ・・・」



振り返る泰我、



「メイドさん」



後ろから聞こえる嫌な声



・・・満里さん・・・



「キスマークのことばらしたら、その時の写真ばらまくわよ?」



・・・え・・・なんで・・・



・・・満里さんが・・・知ってるの・・・