「あらぁ−−−、みすぼらしいメイドさぁんじゃなぁぁい?」



「・・・・・・」



横の泰我は怖くて見れない



だって・・・きっと・・・



キス・・・キス・・・見られた・・・



「メイドさぁん?さっき、キスしてませんでした?」



かぁっ!



顔が熱くなる



見られて・・・た・・・



口を擦った



泰我に背中を向けて走り出した



泰我の顔・・・見れなかった・・・



どうしよぅ・・・



「ふぐッ!」



「失礼、」



角に差しかかったときに、



男の人に口を塞がれた



なんで、屋敷の中にこんな・・・人が・・・?



ハンカチのようなものから、甘い香りがして



意識がなくなった