その感覚に溺れる



いつの間にか泰我に巻き込まれてベッドに倒れ込んでいた



「んちゅ・・・むむっ・・・」



「衣千花・・・?」



「・・・はに?・・・んむっ・・・ふっ」



返事をしたくても口が回らない



泰我がキスをやめてくれないのも、喋れないののひとつ



「抱いていい?」



“抱く”・・・



抱くっ!!!!??



「だ・・・んンッ!だめっはぅ・・・!!」



「なんで?だって俺ら、付き合ってるしさ、まだ繋がっ「きゃあぁぁぁぁぁっ!!!」



私は叫んで言葉を遮った



泰我の機嫌が悪くなるのも当たり前で・・・



「・・・もう衣千花いいし、もう風邪治さね−−」



「ごめんね、だって・・・恥ずかしいしさ・・・」