「わかったから・・・?なんだよ」



耳元で囁かれた



一気に体温が上がった



気づかれないように、必死に顔を隠す



「いちか−、顔あかいけど、どぅした−−?」



クスクスと笑いながら私の顔を見る



「離してッ・・・」



恥ずかしくてこんなことしか言えない



それも泰我はわかってるようで、クスクス笑って私を離す



素直に離す泰我は、それはそれで変・・・



チラチラと泰我を見てた



「離してほしくなかった?」



「違ッ!!」



「風邪うつんないように離しただけ」



・・・あ・・・そうなんだ



なんだぁ・・・



なんて安心してる自分がいた



「安心した?」



ベッドに寝てる泰我