………逃げられないみたい…



泰我に抱き締められながら眠りについた



…………



………



……



「…ん…」



次の日、目が覚めたら



泰我の顔が目の前にあった



「!!」



…わ…ビックリした…



昨日一緒に寝たんだ……



……どうやって抜け出そうかな…



なんて考えてたら、



クスクスと笑い声が聞こえた



「おはよ、依千花」



いきなり泰我の笑顔が見えた



「…ぉ!おはよう!!泰我ッ!」



まだ抱き締められてるから



う…動けない…



「ひゃッ!」



ベッドの中で抱き寄せられた



「…た、泰我……?」



「んー???」



心臓破裂しそうなんですけど!!!