いつも衣千花の入れる紅茶は、すごく甘い



砂糖を入れるから



「はい、泰我ッ!」



笑顔で紅茶を持ってくる



俺が笑って受け取ると照れる衣千花



一口、紅茶を飲む



今日も甘い紅茶



「おいしい?」



笑顔で聞いてくる



ニコニコと笑いかえす



「なッ、何・・・・?・・・・・おいしくないの?」



少しシュンとする衣千花



衣千花の腕を引っ張る



耳元でゆっくり囁く



「衣千花の入れた甘い紅茶、好き」



ペロッと耳をなめる



「ひゃッッ!!!!」



衣千花はビックリして転んだ



クスクスと笑う俺。



ん・・・・?



ニヤリと笑う俺