オギャア、オギャア…千葉のとある街でいつもの様に1つの命の声が聞こえてくる。

おめでとうございます!3800gの立派な男の子です。」看護婦は声を上げる。

彼の名前は生まれてくる数日前に決まっていた。与えられた名前は椿(つばき)。

隣で喜びに浸る両親を感じながら彼は思う「生んでくれてありがとう…この夫婦だけは俺が始末しないと」と。