「じゃぁ、あの瞬間移動も?」

「そう。
 そういうことでは、ミウもナイとこの世界の外に出たことがあるってことかな?」

「ワタシは覚えてないけど……」

――あれ……?

「ミウ?」

いつの間にかワタシは涙を流してた

あの空間移動でワタシの中で何かが死んだんだ……

ワタシは自分のお腹に手をあてた

――あなたは誰だったの?

「ゴメン、ミウ……」

「いいの、大丈夫よ」