「社長、今日の予定は――――。」 仕事、仕事、仕事。 毎日、愛想笑いで取り引きし、夜遅くまで書類に目を通す。 自分のためでも、 部下のためでもない、 会社のために働く。 自分の仕事に 自分の人生に やりがいなんてない。 こんなくだらない人生は、生まれてたときから決まっていた。 大城家に生まれた宿命なのだから。