『ピピピピピっピピピピピっっ』


「ん゛ー‥もうちょっと‥‥」


「いちごー!!起きなさーい!!大事な話しがあるから下りてきて」


「‥はーい‥‥」


起きたら、リビングには家族全員揃っていた。

「あゆ、お姉ちゃん、お兄ちゃん、お父さんおはよ。
で、話しって何??」


「あのね。今日、引っ越すことにしたの。だから明日から違う高校に行くのよ。」


‥‥‥


‥‥‥‥‥‥‥‥‥

え??

今 なんて 言った‥‥??





‥‥‥‥‥‥

「え゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

家中にあたしの声が 響きわたった。

「なんで!?」

お母さんは、 嬉しそうに
「なんでって、引っ越すからに決まってんじゃない♪」


《最後の♪は何なんだよっ》

「そうじゃなくて、なんで引っ越すの??」

「それは、お父さんが急遽転勤することになったからよ♪」


「あゆは来年中1になるし、お姉ちゃんもまだ高3だし、お兄ちゃんも大学 いってるじゃん!!
しかも、あたしなんか、頑張って合格した高校に行けると思ってめっちゃ張り切ってたのに‥‥」


「あ!もう入学変更手続きは済ませてるから♪」




‥‥‥

こうして、あたし達、家族のあたしとあゆとお姉ちゃんとお兄ちゃんとお父さんとお母さんは この町を引っ越すのであった。