保育園からの親友、音埼 嘉穂(オトサキ カホ)
忘れしまったが沢山お世話になっている。
『あ…うん、大丈夫だよ。ゲホ』
『咳してるねー…お見舞いいこうかと思ったんだけど…
嘉穂がいいかけたとき咄嗟に遮った。
『―――きて。』
『…………解りましたよ…礼茄お嬢ちゃん』
『うむ!』
実は嘉穂はちょっとしたお嬢様。
嘉穂が私を礼茄お嬢ちゃんといったけど、嘉穂の方が断トツのお嬢様。
そんなお嬢様がお見舞い…
なんだか期待してしまう。
メロンだろうか…はてさてキャビ…
……私は何を考えてんだ。
そもそもお見舞いにキャビアはないだろう。
『………おーい、礼茄~』
『………………はい!』
『なにを考えてんのやら…』
『へええ…//』
欲望は隠しきれない。