『2コ下は、恋愛対象には見れない………って、
言われちゃった…!』



笑いながらみんなに話す。



「酷いじゃん、先輩。
そんな、2コ下だからって…」



『仕方ないよ…!
ホントのことだもん。
やっぱ、無理だったんだよ…』




悲しいときには泣けばいいって言うけど、私は悲しいときにはひたすら笑うんだ。


顔をグシャグシャにして、おもいっきり笑顔をつくる。

そしたらね、
自然に、心が軽くなるから…





「大丈夫?」



理沙が聞いてきた。


その瞬間、ずっしりとした重みが心を痛めた。


『うん、大丈夫!』




本当に辛いとき、本当に悲しいとき……

こういう言葉が、いちばん辛い。


私のことをすごく心配してくれてるのは、すごく分かった。

けど、本当に辛かった。






私はケータイを取り出し、先輩へのメールを打った。