オッサン、オッサン言い過ぎたな。

もぉ、オッサンは言わんようにせんとな!!

「…君達は仲がいいんだね。紹介が遅れたが僕は、相沢 智也。
君達のお父さんの友達だよ」

…また、名前も格好ええやんかぁ~!!!
くぅ~!!

ほんでそのさりげない素敵笑顔!!

たまりませんわぁ…。

「…はぁ。俺は東堂 響です」

響が横からつついてくる。
せや!!挨拶忘れとった!!

「ウチは東堂 鈴ちゃんですッ!!」


side:響

…何やっとんねん、コイツ。

さっきから何に悶えとるんや?ι
何かキモイわ。


この、相沢っちゅう人に会ってから鈴がキモくなっとる。

んで、相沢さんの自己紹介とプラス素敵笑顔を見て更に悶えとる。

俺は横目で鈴を見ながら自分の紹介をした。

他人から見ると鈴は変人やで!?
その横におる俺はどないなるの?
同類の変人か!?

…嫌やぁ!!

俺は鈴がいつまでも挨拶せえへんし、変態行動を続けさせる訳にはいかんかったから、とりあえず肘でつついてみた。

気づいてくれたみたいで相沢さんに挨拶をする。

「元気があって何よりだ。僕の息子もこれ位元気があると良いんだが…。
それよりさぁ、車に乗って」