お前らいつまでイチャついとんじゃ!!

さっさと止めいぃ!!

「はいはい、お二人さん、そこまでよ。もう直ぐ授業も終わるし着替えてきなさい」

いつまでたっても離れる様子のない二人に先生が呆れながら言うた。

「…はい///」

「…わかった」

「…鈴をよろしゅう」

そう言って俺達は保健室を後にした。





――――……

時は流れて昼休み。

俺達は保健室に鈴の様子を見に行った。

「失礼しま~す!!」

ガラッとまたも勢いよく扉を開ける。

「…東堂君、もう少し静かに開けてくれるかな?扉が壊れる」

先生が青筋をピクピクさせながら言うた。

「…スイマセン」

この人には絶対逆らったらあかんわ…。

俺が直感的に思うた瞬間やった。

「先生、鈴の様子はどうですか?」

心配そうに志穂ちゃんが先生に聞くと、

「あぁ、鈴ちゃんなら…」

そう言うて先生はベッドの方を見る。

「あ!!志穂や!!ついでに亮と響もおるやん!!」

「鈴!?」

志穂ちゃんがびっくりしながら勢いよく鈴の方に振り向く。

……ちゅーか、俺と亮はついでなんか!?