情けないわ…。

こんな変態が俺らのオヤジなんて…。

俺、泣きたいわ…


「実はな、俺の親友がな、ある学校の理事長してるんや。そこに響と鈴は転校するんや!
結構いい学校らしいでぇ~!
ついでに今の学校には退学届け、出しといたで★」

「「………」」

…もぉ、何も言えへんわ。

絶句やな。

鈴もお口があんぐりや。

「まだ言うと~、学校は東京にあるさかい、響と鈴には二人で東京に用意してもらってるマンションで暮らしてもらうで!
父ちゃんと母ちゃんはこっちでまた仕事を探すさかい!」


…鈴ちゃん。そのお顔はしたらあきまへんで。

いくらショックでもしたらあかんで、そんな顔…

お口から白い、変なモノをださんといて…

白目もヤメテやぁ~!

頼むからヤメテくれッ!

ホンマに怖い。
おもろいんやのうて怖いから!