まだかなぁ~~★☆
オムライスの富士盛りvV

志穂に謝りつつ、ウチの頭の中はさっき響に頼んだ、オムライスのことでいっぱいだった。

「…鈴?ι」

「鈴!!ヨダレしまって!汚いよ!!」

「…ハッ!!」

ヤバッ!!

「ジュルッ」

「その音やだぁ~~ι」

「あっ!!スマンι」

もぉ!!っと怒ったように口を尖らせる志穂。

可愛ええvV
こんな所とか亮は好きなんかな?

「ほい!!お待ち~~!」

「はいよ、志穂」

そう言うて響と亮は、ウチのオムライス富士盛りと志穂のオムライスを持ってきた。

勿論、自分達の分も。

「ふぅ~。重かったわぁ~。ちゅーかどんだけ食うんかお前!!」

「……」

「……」

「……」

ウチの前に置かれた、オムライス富士盛り。

…なんちゅーか、デカいな。

目の前にある、志穂の普通のオムライスの10倍近くあるで!?

ホンマに富士山の形しとるし…。
頂点から熔岩のようにケチャップが流れとる。

…リアルすぎやッ!!

まぁ、食うか!!腹はかなり減っとるし。

「…ホンマに食いよるわ、コイツ」

横に座っとる響が、ランチを食いながら言うてきた。

「ほぉへぃなおへはやぁ」

「なんて!?食ってから物言い!!ちゅーか、ご飯粒飛んどるんですけど、俺に」

「…ほうばり過ぎじゃね?ι」

「鈴も響君も汚い~!」

「俺のせいとちゃうで!?」