side:鈴

運命や!!
まさに運命やッ!!

ホンマにおった!!

神様!!ホンマにありがとう!!

ウチは響の後ろについていき、それぞれの席に向かった。

いい席なうえに、隣りには…ウチの運命の人vV

最高やッ!!

「どうも!!東堂 鈴言います!よろしゅうにvV」

「……」

………………。

エッ??無視??

「よろしゅうに!!」

「……」

…カッチーンきますわ。
キレそうや。

「挨拶くらいしたらどうなん?」

静かに席に座りながら、静かにキレる。

「…どうも」

やっとこっち向いて言うた挨拶がそれだけって…。

「あんた、名前は?」

「…ハァ」

ため息ついで!!
挨拶やったら普通名前いうよな!?

それを、ため息ついて…。

思うとったより嫌な感じなやっちゃわ!

「…相沢 拓斗」

名前言うてくれた!!
ふ~ん。拓斗っちゅうんや。

「ありがとうな!!これからよろしゅうな!!たっくん★☆」

「!?」

「ニシシッ★☆拓斗のあだ名や!!たっくん!どや?ええやろ?」

「…ハァ。好きにしたら?」

「うんッ!!好きにするで!!」

嬉しい!!話せとる!!
ウハー!!乙女全開やなウチ★☆