来たぁ~~~!!!!!

落ち着け、俺!!
大丈夫や!!鈴はあれだけ堂々としとるやんけ!!!

「よしッ!!ほな行くで、鈴」

……………………。

無視かいッ!!!!

「…鈴?」

手を鈴の顔の前で振っても無反応やった。

なんや!お前も緊張しとったんかい!!
ど~りでさっきから喋ってへんかったんや。

「…ハァ」

こうなったらもぅ鈴は動かへんな。

“ガラッ”

俺は朝と同じように、鈴の襟首を掴み、教室の扉を開けた。

「…ねぇ!ちょっとカッコいいよ、あの人!!」
「ヤバい!!カッコいい~!超タイプだよ~!!」

フフン。なんかええ気分やな!!
初日からモテモテやん!俺vV

「あの子、可愛くね??」
「あぁ!!ちょっと狙ってみよう、俺!!」

なんや、鈴も結構モテとるやん。

…哀れやな、アイツら。
鈴の性格知らんと、顔で惚れよって。

泣くで…きっと。トラウマもんや。

「じゃあ早速、自己紹介してくれ」

ヨッシャ!!格好いくキメたるで!!

「皆さんどうも!!俺は、東堂 響言います!!女の子も男も仲ようしたってな!!
ついでに、今フリーやから可愛いい子はよろしくな★」

よし!!

「フリーだって!!」
「やった!!」

女の子が騒いどる!!
嬉しがっとる!!

こないなええことはないわ★☆