桜が舞ってる春。
俺らは最後の高校生活を迎えようとしていた。
「「ハァ!?転校やてッ!?ホンマか?」」
「ホンマや」
「…オヤジ、いっぺん死に!!」
「せや!俺らもぉ高三になるんやで!?転校て、何考えてるん!」
「……何やろね★」
「「殺すッ!!」
今、星マークつけながらウインクしとる奴。
言いとうないし、わかっとると思うんやけど、俺らのオヤジや…。
つーか星が黒いんじゃ…可愛くないでオヤジ。
俺らは今、オヤジの大事な話しを聞いとる最中や。
聞いとるんは、俺、東堂 響と双子の妹の東堂 鈴。
二卵生やから顔はあんまり似てへんけどな!
性格は俺よりキツい…。
「オヤジ、ホンマの事言い!!…埋めてまうで」
今、オヤジの首を絞めとる奴が…鈴や。
長くて茶色い髪をツインテールで結っとる元気過ぎる元気ッ娘や★
ちなみに俺は肩くらいまである金髪や★
俺も元気やでッ!!
ってそんなことよりも鈴がヤバい…
ギラッと鈴の目や歯が光る。
般若や……
ここに般若がおる…。
さすがの響君もビビるで…。