「怖かったろ?ごめん」
「大丈夫…悠里くん、大丈夫?」
「大丈夫。また保健室行かねーとな」
大ケガしてても、あたしをなぐさめる為に笑ってくれた。
…やっぱり大好きだよ?
けど伝えられないの、こんなに近いのに…遠い存在。
二人で保健室に行くとケガまみれのあたし達を見て、すごく驚いていた先生。
「顔にケガなくて良かったな」
って微笑みながら言われて、少し嬉しかった。
治療は悠里くんのが長くて、あたしは少しソファに座って悠里くんを眺めていた。
あんなにケガしてるのにかっこいいなんて…
友紀さんと上手くいくといいねって本気で思う。
大好きだけど……想うだけにします。