私は、壊れました。


そう、例えてゆーならねじが抜け落ちたロボット。


何を思ったのか分からないけど、走って校庭まで全速力で走り続けました。

グラウンドの中央まで着くと、
頭の中で
『スキなんだ、付き合わない?』

さっきの言葉を繰り返し、
そしてつぶやいた。




「いや、ありえない。ないないない。
つか、光おいて来ちゃった。戻らないと・・」




そう、冷静に考えて
再び教室に戻ろうとした。

振り返ると、


彼がいた。


「!!!???」



息を切らした彼の姿に心が震えた。

―――――ドキっ



「はぁ――

ごめん、追いかけて。


でも、
もっかいゆわせて、

っはぁ―――




俺、沢城のこと好きなんだ。
付き合わない?」











―――――――――――――――――――、

ほっぺをつねった。



「―――――――痛い。」




「ははっ」
彼が笑った。



――――――

ドキドキが止まらない。



「だめ?」




フルフルっ


首を振る私をみて、再び彼が笑った。


「じゃあ、これからよろしく
俺のことは浩でいいから、
じゃあ、またね」









そういい残すと彼は爽やかに去って行った…。












――――――――――
「……痛い。」

再び、頬をつねった。