音がする勝手口に足が赴く



「…☆◎#&」


誰かのしゃべり声が聞こえる


カチャー


「…ゆ!」

「……。」


「まゆ。親父のところに行くんでしょ?」


「〜君には関係ないでしょ?
ほら…もう寝なさい。」


後ろ姿で見えない男の人

…え…?


「ひ…びきさんと…鎌田先生?。」


勝手口で靴を履き、旅行カバンをぶら下げだ鎌田先生の腕を掴んでいる響さんがいた。


あたしの声で振り向いた響さんの顔は何だかすごく…



寂しそうだった…。




ズキー


「ああらヤダ!三宅さん起きちゃったの?ごめんなさいね。」

「あ、あの…

起きてまし…」


「……そうだ。三宅さん送ってくわよ。家近いんでしょ?」


「えっ?いや、そのー…。」



何もないように弾丸トークであたしに話かける鎌田先生


話す余地を与えない